NEWS

日本とオーストリアのサッカー界を繋ぐ国際プロジェクトをスタート

リリース
SKNザンクト・ペルテン

モラス雅輝氏がテクニカル・ダイレクターを務める「SKNザンクト・ペルテン」が、新たな国際プロジェクトをスタート!

SKNザンクト・ペルテンは、クラブとして初の試みとなる日本人トレーナー・インターン受け入れや、日本語版SNSやホームページを活用した欧州サッカー現場からの情報発信など、日本とオーストリアのサッカー界を繋ぐ新たなプロジェクトをスタートします。

日本と欧州のサッカー業界に精通するモラス雅輝氏がサポート

SKNザンクト・ペルテンのテクニカルダイレクター兼、アカデミーダイレクターを務めるのは、浦和レッズやヴィッセル神戸などのJリーグクラブでもコーチを務めた経験を持つモラス雅輝氏です。

モラス氏は、16歳でドイツへ単身で留学、18歳で指導者としてのキャリアをスタート。その後、オーストリア女子ブンデスリーガ1部、ドイツ女子3部、オーストリア男子2部のクラブで監督やヘッドコーチを務めています。監督としては3度の優勝を経験、コーチを務めたヴィッセル神戸では天皇杯優勝に貢献しました。

SKNザンクト・ペルテンではテクニカルダイレクターとして、欧州だけでなく日本を初めとしたアジアのサッカークラブや企業との業務提携にも携わっています。欧州と日本のサッカー業界を熟知するモラス氏は、「日本のサッカー業界は、欧州の現場から多くを学ぶべきだと指摘されますが、反対に欧州のサッカー業界が日本の現場から学べる点も多いはず」と語ります。こういった考えの中で、モラス氏が推薦した日本人トレーナーが選手やスタッフから高い評価を受け、今回のインターン受け入れプロジェクト発足に繋がりました。

選手だけでなく、スタッフも世界基準へ

20年前、日本代表レベルでも1〜2名しかいなかった海外クラブ所属選手ですが、今では代表チームの殆どの選手が欧州を拠点に活動しています。さらに若手選手も例外ではなく、高校卒業後、Jリーグクラブへの所属を経ずに海外クラブへ加入する選手も年々増えています。

選手にとって海外移籍が身近になり、世界基準で活躍する選手が増えれば、それを支えるスタッフにも高いレベルが求められるようになるでしょう。しかし現状では、欧州サッカーの現場で働く日本人トレーナーの数は、そう多くありません。そこでSKNザンクト・ペルテンでは、野心あふれる日本人トレーナーの海外挑戦を支援するため、インターン受け入れプロジェクトをスタートしました。日本で行われる選考に通過したトレーナーは、オーストリア・ブンデスリーガの現場で、UEFA女子チャンピオンズリーグにも出場する強豪チームの一員として最低1年間のインターンを行います。

オーストリア・サッカーの現場から情報発信

©︎GEPA Picture

日本人トレーナーの現地受け入れをスタートすると同時に、オーストリア・サッカーの現場から日本向けの情報発信もスタートします。2023年8月には、日本語SNSアカウントを開設。10月には、日本語ホームページをリリースしました。
欧州サッカー現場の裏側、オーストリア・ブンデスリーガの魅力、モラス雅輝が語る移籍市場の実情など、日本ではあまり知られることのない、欧州サッカー現場のリアルな情報を発信していきます。

ホームページ:https://skn-stpoelten.jp/
X(旧Twitter):https://x.com/sknstpolten_jp
TikTok:https://www.tiktok.com/@sknstpolten_jp
Instagram:https://instagram.com/sknstpolten_jp

モラス雅輝氏からのコメント

本プロジェクトを通して、日本とオーストリアという私にとって大切な2つの国のサッカー界に貢献できることを大変嬉しく思います。

これまでのキャリアで、日本とオーストリア両国でサッカーの現場に携わらせていただき、お互いの国がお互いから学べることは多くあると感じていました。そういった中で、本プロジェクトのように、日本人トレーナーが欧州の現場で働く環境を提供できるというのは、日本人の海外挑戦を応援するという意味でも、オーストリアの現場に多様性を取り入れるという意味でも素晴らしい機会だと考えています。

本プロジェクトへの協力を承諾してくれたSKNザンクト・ペルテン、そして日本の協賛者の方々に感謝申し上げます。

SKNザンクト・ペルテンについて

©︎GEPA Picture

SKNザンクト・ペルテンは、ニーダーエスタライヒ州の州都に本拠地を置くスポーツ総合クラブです。サッカー部門では、男子チームと女子チームがあり、男子は2021年夏以降オーストリア・ブンデスリーガ2部に所属。女子はブンデスリーガ1部に所属しており、リーグ屈指の強豪でUEFA女子チャンピオンズリーグの常連です。

SKNザンクト・ペルテンが所属するオーストリア・ブンデスリーガは、世界で最も歴史の古いプロリーグのひとつであり、2021ー22シーズンには、UEFAリーグランキングで55リーグ中8位と評価されました。ドイツ・ブンデスリーガやプレミアリーグなど、世界トップクラスの舞台での活躍を目指す若手選手が集まるステップアップリーグとして知られています。過去には、南野拓実(モナコ)、中村敬斗(スタッド・ランス)アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)、ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・U)なども所属していました。