ACADEMY

SKNザンクト・ペルテンの育成部門

SKNザンクト・ペルテンでは2023-24シーズンより、U-16〜U-18の育成部門が「アカデミー」として認可されました。「アカデミー」という言葉は育成部門を指し、日本でもよく使われていますが、オーストリアでは国のサッカー協会が特別に認可した育成部門のみを「アカデミー」と称します。
指導者やトレーナーの人数、環境整備など、協会が定めた特定の基準をクリアする必要があり、どこのチームでも「アカデミー」と名乗れるわけではありません。
「アカデミー」として認可されると、アカデミーチームのみが所属できる全国リーグへの参加が認められ、より高いレベルで選手の育成が実現できます。

プロレベルの指導者

SNKザンクト・ペルテンのアカデミー(U-16〜U -18)では2023-24シーズンより、J1リーグでの指導経験や、男女のオーストリア・ブンデスリーガで監督経験もあるモラス雅輝氏がアカデミーダイレクター兼、U-18監督に就任。他にもオーストリア・ブンデスリーガFCヴァッカー・インスブルックにてモラス氏の元ヘッドコーチを務めたマリオ・アンファング氏がU-14〜U-18の統括部長に就任しました。3歳から13歳までが所属する育成部門の統括部長を務めるのは、現役時代はオーストリア代表で、プレミアリーグでゴールを決めた歴代2人目のオーストリア人としても名を知られているパウル・シャルナー氏。
育成部門だけでなく、プロレベルでの活動経験を持つ指導者を集め、SKNザンクト・ペルテンは「アカデミー」初年度をスタートさせました。

多国籍な選手と共に

SKNザンクト・ペルテンの「アカデミー」に所属する選手の国籍は、20カ国以上。ヨーロッパ内外から多くのタレントを集めています。
親元を離れて暮らす選手たちにとって、サッカーに集中できる環境を整えることはクラブの務めです。SKNザンクト・ペルテンの「アカデミー」では、トップチームのホームスタジアムに併設される州のスポーツセンターにある宿泊施設や育成年代のチームスポンサーである「ホテル・ローターハーン」の協力のもと、選手たちに暮らしやすい環境を用意しています。

地域の学校との提携

育成年代の活動の中で最も難しく、プロとの一番の違いは、学業とサッカーを両立しなければいけないという点です。SKNザンクト・ペルテンの「アカデミー」は、学業とサッカーをうまく両立できるように、州内の4つの学校と提携しています。